Platform Model
Platform Model製品から、地域のプラットフォームへ。
かつて海上交通の要所だった能登。全国から人が行き交い、總持寺を中心に禅文化が栄えました。しかし、交通の中心が陸路へ移るにつれ、奥能登はアクセスの難しい土地となります。1898年の大火による伽藍の焼失、1911年の大本山移転。そして2007年、2024年の二度の震災。かつて栄えた禅の中心地は、いま、その文化の存続に奮闘しています。
一方、金沢には多くの観光客が集まり、オーバーツーリズムへの対応が求められています。
この二つの地域課題を、能登の繊維クラスターでつくる「Made in 能登」のSHALOでつなぐ。金沢を訪れる海外の人々が、織物との出会いから能登の禅文化を知り、奥能登へ足を運ぶ。その導線を、地域の連携によってつくります。
能登には、仕組みを開くことで大きな広がりを生んだ歴史があります。總持寺の輪住制は、1366年から1870年まで504年間続き、歴代住職は第49,766世に及ぶとされています。輪住制や瑞世を通じ、多くの僧侶が本山と結びつき、その門流が全国へ教えを広めました。現在、曹洞宗は約1万4千の寺院、約2万3千人の僧侶を擁しています。
この歴史を、私たちはプラットフォームのイノベーションとして捉えています。参加する道を開き、多くの人が共通の基盤につながることで、発信力と価値が高まっていく。
SHALOも、製造・販売・観光・文化に関わる参加者を増やし、地域で共有するプラットフォームへ育てます。参加者それぞれのつながりを重ね、地域としての発信力を高める。製品のその先に、能登の禅文化の維持・復興と、金沢から奥能登への新しい人の流れをつくる取り組みです。